仲村トオルさんが主演を務めている社会派ビジネスドラマのラストチャンス再生請負人。
元銀行マンの樫村が投資会社社長の山本から飲食フランチャイズ会社の再建の仕事を持ちかけられることで人生が大きく激変していく内容となっています。
ラストチャンス再生請負人を観ている時、気になるのが『どこの企業をモデルとしているのか?』ということですよね。
調査結果をこの記事でお伝えしていきます。
ラストチャンスのモデル企業はどこ?
ラストチャンス再生請負人では、主人公の樫村が飲食フランチャイズの再建を目指す物語となっているのですが、どこの企業をモデルとしているのでしょうか。
ラストチャンスの再生請負人の飲食店会社のコンサルを行なっているのが、ジャパンリンケージと言います。
そのジャパンリケージがどこのモデル会社なのかは明らかとなっていませんが、形式がベンチャー・リンクと似ているため、株式会社ベンチャーリンクがモデル企業としているのではないかと言われているのです。
ベンチャーリンクとはとはベンチャー企業の支援や中小企業の支援をメインに行なっている会社です。
東京都に会社を構えていて、2001年には東証一部上場企業として注目を集め、最高業績が年商202億円と素晴らしい数字を記録しています。
また、フランチャイジーとして、加盟店を増やしていたのですが、フランチャイズビジネスがうまくいかずに加盟店から訴訟を起こされるなどの問題が起こり、少しずつ経営がうまくいかなくなってきました。
C&I Holding会社の傘下に入って経営を立て直そうとはしたもの、うまくいかず結局は2011年には東証一部上場を廃止してしまうことに・・・。
ちなみに、このベンチャーリンクは当時、『支援した会社が全てうまく行った』と言われるほど成功しており、『どの会社もベンチャーリンクに任せておけば大丈夫』という風潮ができるほどに。
ラストチャンス再生請負人はベンチャーリンクをモデルにしていると考えると少し視点が変わるかもしれませんね。
ラストチャンス再生請負人は実話?
ラストチャンス再生請負人は江上剛さんの原作小説を元にしている作品ですが、この原作小説は、江上剛さんの経験を元に作られているためある意味実話を元にしているといえば、そうなります。
江上剛さんは、主人公の樫村と同じように元々は銀行で働いていたのですが、そこで銀行の再建に奮闘した経験があるようです。
ちなみに、この時の事件は、第一勧業銀行総会屋利益供与事件と呼ばれるほど大きなものとなっていました。
この事件は、後高杉良さんらの小説、映画金融腐蝕列島のモデルになりました。
江上剛さんの経験を元に作られている話であるだけに、内容に臨場感があるのでしょう。
しかも、主演の仲村トオルさんが見事な演技で表現している訳ですからなおのことですよね。
ラストチャンスのモデル企業のまとめ
今回はラストチャンスのモデル企業がどこなのかについてお伝えしました。
完全に明かされている訳ではありませんが、ベンチャー・リンクを元にしている可能性が高いです。
ベンチャー・リンクはコンサル業を行なっており、フランチャイズ業も拡大させていた巨大な企業でした。
ラストチャンスは、FCコンサルやFC本部で働いていた人なら、共感できる部分が数多くあることでしょう。
もちろん、そういった業界で働いた経験がなくとも楽しめる作品となっています。
ここまで、内容がリアルに書かれているものは中々ないため、ぜひ楽しんでみてください!